ここまでは、本人を交えてしっかりと事前準備を整え、家族葬を行うノウハウを説明してきました。ですが、人間の死は、いつ、いかなるときに訪れるかわからないものです。義母の場合は本人の要望を十分に聞き取り、生前の段階で段取りをまとめておくことができましたが、場合によっては十分な話し合いができないまま……という可能性もあるでしょう。
そんな場合には、家族葬を執り行うことはできないのでしょうか? 我ながら縁起でもないとは思いましたが、今後のことを考え、調べてみることにしました。
結論からいえば、緊急の場合でも家族葬は可能なようです。例えば、私たちが義母の葬儀でお世話になった「メモリアルアートの大野屋」さんでは、24時間体制(関東のみ)の緊急コールで時間を問わず対応し、スピーディに家族葬の準備を進めてくれます。これは素人考えかもしれませんが、家族葬は通常の葬儀と比較して小規模なぶん、準備も迅速にできるのかもしれません。もちろん、突然の場合でも心の通った家族葬を執り行えるとのことでした。
義母の死で頭が真っ白になっていた私たち夫婦にとって、気配りをしながらもテキパキと準備を進めてくれる専門スタッフの方の存在は、とても心強いものでした。もちろん、事前にしっかり段取りを固めておいたこともあると思いますが、私は突発的なケースでも、大野屋さんのスタッフは同じように頼れる仕事をしてくれるのではないかと感じています。人間の命は、いつ、なんとき失われてしまうかわからないもの。そんなときに備えて、信頼できる葬儀社さんとのパイプを作っておくことは、そう悪くないことなのかもしれません。