「事前準備は万端に」のページでも少し触れましたが、葬儀業者に払う費用や飲食接待費用、お坊様へのお布施など、お葬式には多くの費用がかかるもの。2009年9月に行われた日本消費者協会のアンケートによると、お葬式にかかる費用は、全国平均で237万円だそうです。しかも、この金額には式後にかかるお墓や仏壇、香典返し等の金額は入っていませんから、実際にはもっと費用はかさみます。
親しい家族の最後のお別れだから、お金云々についてうるさく言うのは不謹慎、という思いは多くの方が持っていることでしょう。しかし、急な出費で100万円単位のお金を用意するというのは、たとえ準備していてもなかなか難しいもの。また、最近では葬儀にお金をかけるよりも、なるべく費用を抑えて家族に負担をかけたくないという風潮も強まっているようです。
むしろ金額が低くても、心の通い合いあうセレモニーができるのであれば、そちらを選ぶという選択肢を考慮に入れるのもひとつの手であるといえます。そのためにも、生前から葬儀について本人を交えて話し合い、本人の希望を聞いたうえで、予算を準備しておくというのはとても実際的なことではないでしょうか。
さて、ここからが本題なのですが、実は比較的新しい形での家族葬は、一般におこなわれる葬儀に比べて費用が安くあがります。その理由は大きく二つあり、まずは飲食接待費を抑えられるのが大きな要因です。要するに、家族や親族、親しい知人のみが参列する家族葬では、多くの参列者が参加する一般的な葬儀よりも必然的に飲食にかかる費用が安くつくわけです。
次に二つ目の理由ですが、これは会場にかかる費用を抑えられるからです。大規模な葬儀になると、参列者の人数に見合った斎場を使う必要がありますが、参列者が少ない家族葬なら大きな会場を用意する必要はありません。場合によっては自宅で行うことも可能ですし、また地域の集会所や公民館といった公共の設備を利用する手もありますので、会場費も格段に安くつくわけです。
家族葬の費用はお願いする葬儀業者によって異なってきます。こうしたコスト面のメリットからも、生前から家族葬を計画しておく価値はあると思うのですが、いかがでしょうか?